JX金属について
海外展開
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01.
JX Nippon Mining & Metals USA, Inc.
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02.
TANIOBIS USA LLC
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03.
JX Nippon Mining & Metals Exploration Peru S.A.C.
Compania Minera Quechua S.A. -
04.
エスコンディーダ鉱山
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05.
カセロネス銅鉱山
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06.
ロス・ペランブレス鉱山
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07.
チリ事務所
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JX Nippon Mining & Metals Chile SpA
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JX Nippon Mining & Metals Exploration Chile Limitada
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SCM Minera Lumina Copper Chile
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08.
韓国JX金属
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09.
LS-Nikko Copper Inc.
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10.
JX金属(上海)企業管理有限公司
上海日鉱金属有限公司 -
11.
日鉱金属(蘇州)有限公司
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12.
無錫日鉱富士精密加工有限公司
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13.
JX金属製品(東莞)有限公司
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14.
深圳日鉱商貿有限公司
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15.
台湾日鉱金属股份有限公司
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16.
JX Nippon Mining & Metals Philippines, Inc.
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17.
TANIOBIS Co., Ltd.
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18.
Materials Service Complex Malaysia Sdn. Bhd.
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19.
JX Nippon Mining & Metals Singapore Pte.Ltd.
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20.
JX Nippon Mining & Metals Europe GmbH
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フランクフルト事務所
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21.
TANIOBIS GmbH
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22.
TANIOBIS Smelting GmbH & Co. KG
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23.
Nippon LP Resources UK Limited
海外駐在員の声
森 崇雄 02 ドイツ
西村 幸記 03 中国
妹尾 翔太郎 04 チリ
柏崎 健輔
Person
01
JX Nippon Mining & Metals USA, Inc.
金属・リサイクル営業

仕事内容は?
JX金属のグループ会社である「JX Nippon Mining & Metals USA, Inc.」で、北米エリアのリサイクル原料集荷を担当しています。PCや携帯電話といった電子機器の内部に使用されているプリント基板。それらは製品としての役目を終えたのち、専門の会社によって銅製錬向けに加工されます。私のミッションは、この廃プリント基板をアメリカ、カナダ、メキシコの取引先から購入し、JX金属国内生産拠点への輸送を実現することです。既存取引先との関係強化だけでなく新規開拓も行い、当事業部の生産目標達成を目指しています。また、取引先との契約交渉、契約期間中の輸送量の管理に加え、数年後を見据えた購買戦略策定も担当しています。
印象的なエピソードは?
海外ビジネスで大切なのは「お互いを深く知ること」だと思っています。アメリカに来て、それを強く実感しました。赴任した直後は「アメリカでは単刀直入に本題に入るべきだ」という先入観があり、そのことだけを意識していました。しかし、なかなか思うようにお客様とコミュニケーションが取れず、ビジネスチャンスを逃してしまうことも。そんな折、アメリカ人同士の商談に立ち会う機会に恵まれたのですが、そこでのやりとりに驚きました。趣味や家族について、ときには冗談など、多くの時間を本題以外の部分に割いていたのです。早速私も試してみたところ、円滑に商談を進めることができました。些細なコミュニケーションの大切さに気付かされたエピソードです。
Photo
2019年のThanks Giving Dayの休暇を利用して、アリゾナ州にあるモニュメントバレーを訪れた際の写真です。
Person
02
フランクフルト事務所
法務

仕事内容は?
フランクフルト事務所は経営企画部所属の拠点で、欧州唯一の駐在員事務所でもあります。JX金属グループの欧阿中東での事業展開支援をはじめ、長期ビジョンに掲げる「フォーカス事業」創出のための戦略的活動や、JX金属グループの成長戦略に不可欠なタンタル・ニオブ素材を製造している「TANIOBIS GmbH」の後方支援を担います。その中で私は、本社各事業部やその代表者としての他駐在員がそれぞれの活動に専念できるよう、労務・経理を含む総務面でのサポート業務を統括しています。さらに、自身も法務職種としての専門知識を活用して法務サポートをしており、法務機能が現地拠点に備わっている事が現地活動での大きな推進力となるよう努めています。
印象的なエピソードは?
赴任後、金属3Dプリンター向け合金設計を手がけるイギリスのスタートアップ「Alloyed Limited」への出資案件を法務職種として担当しました。私にとって初めての出資案件で、専門知識不足や言語・文化の壁にぶつかることが多く、自分自身の未熟さと課題を認識した経験です。ただ、出資が完了した現在も両社の強みを組み合わせた新たな研究開発テーマが議論されていることから、自分が携わった案件が種となり、JX金属グループの成長の可能性を広げられたと感じた経験でもあります。このように、欧州戦略拠点としてのフランクフルト事務所の活動内容はJX金属グループにとってチャレンジングなものも多く、その活動を通して私も会社とともに成長していきたいです。
Photo
フランクフルトの魅力は交通の利便性が高いことです。フランクフルト空港は欧州有数のハブ空港となっており、週末に欧州内を気軽に旅行できます。長期滞在の際は一国の複数都市を訪れ、地域ごとの特色を知ることができます。また、フランクフルトは欧州金融の中心地です。そのため、高層ビル群と歴史建造物を同時に見られるドイツでも珍しい都市です。
Person
03
日鉱金属(蘇州)有限公司 技術部 副部長
材料・プロセス

仕事内容は?
「もっと強度が高い材料が欲しい」「もっと表面に光沢のある材料が欲しい」など、お客様のニーズに応えるステンレス製品を提供することが私のミッションです。製造工程における圧延条件や熱処理条件の設計・調整を行い、拡販を進めています。これまでにない性能を有する新規製品の開発も重要な役割。また、現地で働く中国人スタッフに対して、新規製品開発方法に関するレクチャーや、日本のお客様と直接日本語でやり取りするためのコミュニケーション教育も行っています。
印象的なエピソードは?
以前、スマートフォン用の新たな部品開発に取り組みました。従来のモデルから仕様が変更されたことや、スケジュールが非常にタイトだったことなど、困難な場面は多かったです。それでも素材を短期間で手配したり、めっき試験を迅速に実施したりして、無事にサンプルを提供することができました。その後、国内外のさまざまなお客様を訪問し、技術的な課題の打ち合わせも実施。最終的に蘇州工場の製品が採用されることになりました。その製品は、今でも蘇州工場の主力製品です。
Photo
技術部検査課メンバーで開催した飲み会での一枚です。蘇州工場で働くスタッフ252人のうち、87人は女性。さらに検査課において言えば16人中14人が女性と、中国では働く女性が非常に多いです。この日は円卓のテーブルでおいしい食事とビールに舌鼓を打ちながら、親交を深めました。中国では一人ずつと乾杯するという慣習があります。この日も14名の女性全員と乾杯して、合計14杯のビールを飲みました。中国のビールはアルコール度数が2~3%と低いので飲みやすく、14杯という量も比較的楽に飲めます。
Person
04
JX Nippon Mining & Metals Chile SpA
プラントエンジニア

仕事内容は?
JX金属がチリに保有するカセロネス鉱山において、操業のモニタリングを担当しています。カセロネス鉱山には、鉱床から鉱石を採掘する「採鉱」や、鉱石から有価金属を物理的に選別する「選鉱」、鉱物を選別した後の「捨石(廃さい)処理」に加えて、その操業をサポートする「各種インフラの管理」、「環境」、「安全」など複数の部署があります。現場で捨石(廃さい)処理部門の操業を管理していた頃は、所属部署の課題の解決を最優先に取り組みました。現在は各部署の現場で働く日本人やチリ人と関わりながら、各部署の状況や課題、今後の計画などを収集して操業を包括的に把握し、操業状況の解析を行っています。解析した結果をもとに、現場担当者やマネジメントへの提言を行い、操業の更なる改善に取り組んでいます。
印象的なエピソードは?
自宅のある首都サンチャゴは、南米の中でも有数の大都市です。一方でカセロネス鉱山は標高が高く、荒涼とした地域に位置しており、サンチャゴからは飛行機とバスを乗り継いで片道6時間ほどかかります。しかし、そんな場所だからこそ、夜は満天の星を眺めることができます。天の川は本当に星々の川でできているように見えますし、星が多すぎて星座はむしろ分かりづらいくらいです。カセロネス鉱山の現場勤務をしていた時期は、サンチャゴでの日常と、鉱山で星のシャワーを浴びて過ごす非日常を交互に味わう暮らしをしていました。
Photo
写真の左手前が私です。カセロネス鉱山の開発期2013年の写真になります。鉱石から有価金属を取り除いた後の捨石(廃さい)を堆積処分するため、堆積場まで水を含んだ泥状で流送していますが、途中に3.6㎞におよぶトンネル区間があります。カセロネス鉱山開発の進捗視察の際、本社土木担当の専門技術者、そしてトンネル掘削工事の作業員とともに、ハイチーズ!