電材加工事業 村田 周平

営業と工場との一体感が強みに

磯原工場 製品開発センター LSIグループ
工学研究科卒 2013年 キャリア採用入社

※所属・内容等は取材当時のものです

私の仕事

電子機器向けなど、生活に必要不可欠な材料を開発

磯原工場では、多種多様な用途に向けて、ターゲットの材料開発・製造を行っています。その中で、私が所属するグループはLSI向け薄膜形成材料(スパッタリングターゲット)(主に金属)の開発業務を担当しています。
皆さんの身近にある自動車や携帯電話といったあらゆる電子機器は、様々な半導体デバイス(マイコンやメモリ、システムLSIなど)で構成されています。私たちが開発した材料はその半導体デバイスの配線や回路素子に使用されており、裏返せば皆さんの生活に必要不可欠な材料となっています。
スパッタリング法とは、真空状態の装置内でArイオンを生成し、そのArイオンをスパッタリングターゲットに衝突させ、出てきたターゲット原子/分子をシリコンウェハやガラスなどの基板上に付着させて薄膜を形成する技術です。ターゲットとは、このスパッタリングを行う際に、イオンがぶつかる的=ターゲットとなることからつけられた名称です。
現在私の主な仕事は、開発中のスパッタリングターゲットを用いて実際にSiウェハ上に膜を成膜し、異物数や抵抗率、膜厚といった基礎膜評価を行ったり、お客様で問題となっている現象を再現確認し、原因追及から解決に至るまでの評価を行っています。

印象に残る仕事

入社半年で、数億円のビッグプロジェクトに

数億円の投資額となるプロジェクトに携わることができたことは、とても印象に残っています。キャリア採用で入社し、まだ半年経っていない頃にも関わらず、第一線で大きなプロジェクトへ参加させてくれた事は、とても大きなやりがいとなりました。この時は海外メーカーとの交渉など、非常に貴重な経験を積むことが出来ました。
半導体業界は技術の進歩に伴い、時として巨額な設備投資を行う必要がありますが、その最先端技術に追随するための設備を揃えることは容易ではありません。お客様を大切にしたいという思いと、トップシェアを維持していくための強い基盤があってこそ成せることだと思います。
まだこのプロジェクトは現在進行形ですので、みなさんが社会人になる頃には、「あのプロジェクトはうまくいったよ!」と笑顔で答えられるように頑張りたいと思います。

仕事をするうえで大切にしていること

解決できない問題はない

前提として、「解決できない問題はない」という思いで仕事を行っています。解決困難な事が起きた時は、誰もが辛い思いをします。また、逃げ出したい思いにかられますが、その事で初めて気が付くことや、経験できることが沢山あります。そして、その経験は間違いなく成長に繋がります。したがって、問題発生は成長するための試練であると捉えて、問題の発生や、それを解決できなかったこと(失敗)も、前向きに捉えるようにしています。
また、一人で思い悩んでいても道が開けないので、問題解決のために心掛けていることは、ある程度一人で悩んだら、同僚とその問題について雑談程度の会話をすることです。すると、自分でも問題を客観的に捉えられ、同僚からも貴重な意見を得られることが多々あるものです。

後輩に

営業と工場が一体となり、お客様と向き合う

今所属している開発センターは、お客様や営業担当との距離感が非常に近いことが魅力だと感じています。自分たちで開発、製造した製品が、お客様からどのような反応をいただいているか、またはどのような問題が生じてお客様を困らせているのか、と言ったことをタイムリーに把握することができます。時にはクレームをいただくこともありますが、リアルタイムであがってくる情報が、モノ作りをしている現場の刺激となり、糧となっていると感じます。
また営業との距離感が近い事で、問題解決の場では、問題を多角的に捉えることが可能となり、解決のスピードアップにつながっていると思います。また、このタイミングしかないといったチャンスや、逆に危機の場面を、営業と工場が一体となって取り組んでいる点も、お客様から高い信頼感を得られている理由の一つだと思います。