電材加工事業 加藤 弘徳

新製品開発から営業へ

電材加工事業本部 機能材料事業部 市場開発部
材料物理科学専攻卒 2007年入社

※所属・内容等は取材当時のものです

私の仕事

技術者としての知識を活かし、世界最高レベルの製品を売り込む

私の仕事は、所属する機能材料事業部の基幹工場である倉見工場で製造する銅合金(りん青銅、黄銅、チタン銅、コルソン合金など)、圧延銅箔の拡販営業です。特に、今までに取引のない国内外の企業へのPR、新たな用途開発を主に担当しています。
倉見工場で製造している製品は、銅合金の中でも最高強度のチタン銅、圧延銅箔では5ミクロンの最薄の銅箔をはじめとして、世界最高レベルの製品を取り揃えています。これらの製品の多くは電子部品の原料になるため、電子部品メーカー、自動車部品メーカーの技術者に、製品PRをしています。多くの場合、お客様も同じ技術者ですので、技術的な面で製品の優位性の訴求、また問合せへの対応を行っています。
材料の知識だけではなく、工場勤務時代の経験も生かして、量産設備の能力や制約についても加味してお客様に話ができることが、私の大きな強みのひとつだと思っています。最近は、中国の新規顧客を担当しており、日本国内とは違った市場環境、通訳を介しての会話など、日本では決して得られない体験を数多くしながら仕事をしています。また日々の営業活動の他、HPの拡充や展示会の準備も担当しています。

印象に残る仕事

自分が開発した製品を売り込む醍醐味

倉見工場の製品開発課に在籍していた頃、新製品開発を担当していました。開発プロセスでの紆余曲折を経て、多くの壁を乗り越えて量産化が決まり、カタログやHPに自分が開発した製品が掲載された時は、大きな手応えを感じました。今後は営業の立場として、自分で開発した製品を拡販していくことが、さらなる醍醐味につながると思っています。
私たちの営業活動では、お客様に「即決」していだだくことはあり得ません。必ずお客様側が「特性評価」を行い、その期間は、半年~1年程度はかかるものです。つまり、自分の商品説明に納得していただいても、お客様が「採用」してくださるには、時間がかかります。
また、お客様側が特性評価をしてくださるだけの納得感を提示することも容易ではありません。今までに全く取引の無い中国の会社を現地の営業担当者と共に回り、大口案件の受注につなげることができたときは、自分自身の成長を実感しました。

仕事をするうえで大切にしていること

「聞く」ことの大切さ、難しさ

大切にしていることは、「聞く」ということです。「コミュニケーション能力の高い人」と言いますが、コミュニケーションの中でも「聞く」ということは、特に難しいと感じています。仕事を進めるうえでは、社内、社外、上司、部下問わず、話を聞くことで多くの情報を得ることができます。
外国人ならば、価値観や考え方も大きく違うこともあるのでさらにハードルが高くなります。また、聞く力とは、その情報を受けとめることができる、自らの素地が大切になってきます。多くの情報を得ても、それが自分自身のなかで的確に処理できるかどうかが重要です。だからこそ、技術に限らず、幅広い勉強を意識しています。話を聞くことは、自分の力が試されていると思うからです。

後輩に

何よりも「人」を大切にする会社

この会社の魅力を端的に言えば、「人」です。様々な個性を受け入れてくれる土壌がある会社だと思います。また家族思いで温かい人が多いと思います。実際仕事でも、自分がやりたいと提案すれば上司は必ず話を聞いてくれますし、提案内容が良ければゴーサインが出ます。
また、社会人生活という点でも、独特の温かさがあると感じます。家族の病気やクリスマスなどの年中行事の際には、家族を大切にして、すぐ帰るべきという雰囲気があります。印象に残っているのは、私がまだ学生の時、倉見工場での見学を終えた私のために、歓迎会を開いてくれました。その際にある先輩社員が「今日は、子供の3歳の誕生日なので…」と途中で帰られた先輩がいたのです。こうしたことを歓迎するムードがあり、私もいつかは家庭を大切にできる父親になれたらと思っています。