資源開発事業 今川 晴絵

坑廃水処理という社会的責任

JX金属エコマネジメント株式会社(出向)
工学研究科卒 2006年入社

※所属・内容等は取材当時のものです

私の仕事

環境保全に、コスト削減で挑む

私は現在、グループ会社であるJX金属エコマネジメント(エコマネ社)に出向し、休廃止鉱山の坑廃水処理などの管理を行っています。鉱山は閉山した後も鉱山保安法や鉱業法に基づき、必要な管理を行う義務が課せられています。
JX金属が所管しているこれら休廃止した鉱山に課せられた責務を遵守するため、JX金属から業務委託を受けたエコマネ社が、一連の休廃止鉱山の坑廃水処理や堆積場などの管理を行っています。JX金属が開発している海外の鉱山もいずれ閉山することになりますが、その後の環境保全を行っていく上で必要な技術やノウハウが培われています。
坑廃水は絶え間なく湧出するため、坑廃水処理はコストをかけて半永久的に続けていく必要があります。ラボ試験や現場試験などを行いコスト削減可能な処理条件を見出すこと、その結果をもとに設備設計を行うことなどが私の仕事です。既存設備は、鉱山操業当時から使用していることも多く、老朽化に伴う設備更新の設計なども行っています。
また、JX以外の休廃止鉱山処理設備の見学会や情報交換会などにも積極的に参加し、そこから得た情報をもとに各現場へアドバイスも行っています。

印象に残る仕事

自らの発想が、具現化する醍醐味

エコマネ社へ出向する前は、開発部門で技術開発を行っていました。その後、試験プラントの立ち上げに携わり、そのプラントでは交代勤務で現場の操業管理も経験しました。このように技術開発から操業管理まで行った経験を、現在の仕事に活かすことができていると考えています。
ラボ試験の結果から、設計、設備稼働と、自分の考えたことが徐々にかたちになっていくことがこの仕事の醍醐味です。より良い設備になるよう、様々な条件をパズルのように組み合わせ、納得のいく設備をつくり上げることができた時に、仕事へのやりがいを感じます。

仕事をするうえで大切にしていること

人の意見を聞く柔軟性が重要

設備の老朽化に伴い設備更新を実施する際には、現状の設備をただ新しくするのではなく、作業性・効率性・コストなどを考えたうえで、より良い設備を作ることが求められます。したがって、データ解析やラボ試験などを通して、不備がないかどうか、あらゆる角度からチェックすることを心掛けています。
また、現在の設備で使い難いところはないか、改善してほしいところはないか、現場に行き、設備を見ながら作業を担当する人に話を聞くようにしています。現場の意見だけでなく、設備担当、土木担当など、様々な人に意見を聞くことで違った視点から捉えることができ、自分一人では思いつかなかったようなことに気づかされることも多いものです。出来るだけ多くの人の意見を聞き、取り入れる柔軟さを大切にしています。

後輩に

若手でも大きなプロジェクトに携われる魅力

私は大学で学んだことを活かして、多くの人の役に立つ仕事をしたいと考え、資源開発に興味を持ちました。その中でも当社が扱う銅は、人々の生活に必要不可欠な素材で、世界中から必要とされるものであるということが、当社を選んだ理由の一つです。もう一つは、選考過程で社員の話を聞いた時に、親しみを感じることができたからです。実際に入社してからも、当初のイメージ通り親しみやすい人が多いと感じています。
自分が行った試験結果をもとにした設備の設計、設置、操業まで携わるなど、若手にも大きな仕事を任され、重要なプロジェクトに参加できることも当社の魅力だと思います。