JX金属
JX Metals Recruitment Information
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社員紹介

未知なる世界へ。
チャレンジの日々を歩む。
未知なる世界へ。
チャレンジの日々を歩む。
松尾 ともみ
TOMOMI MATSUO
分析
技術開発センター 分析グループ
2015年 新卒入社
総合理工学府 物質理工学専攻 修了
学生時代の研究内容は?
“知らないことを知る”
というやりがい。

高等専門学校の本科に5年間、専攻科に2年間通い、その後大学院に進学しました。高等専門学校では材料工学および物質工学を学びました。具体的には、破断面が白い鋳鉄である「白鋳鉄」にさまざまな金属を添加して、耐摩耗性等を向上させる研究です。本科4年からは加熱温度や処理方法で特性が多様に変化する「鉄」に興味を持ち、その分野を専攻している研究室に所属しました。

大学院時代は物質理工学を専攻しました。金属以外の分野に挑戦したいと思ったことから、セラミックスの研究室に入り、セラミックスの作製と作製した試料の物性評価を行いました。セラミックスを研究する日々は、初めてのことばかり。トライアル・アンド・エラーを繰り返しながら、“知らないことを知る”という喜びを感じていました。物性評価については現在の仕事につながっている部分かな、と思います。あと、これはおまけの話ですが、研究室の友人や他の研究室の人とも仲が良く、頻繁に鍋パーティーやたこ焼きパーティーをして研究以外も楽しんでいましたね。女性が少なかったため、他の研究室の女性との交流も大切にしていました。研究に、遊びに、充実した学生生活でした。

JX金属を志望した理由は?
「金属って、おもしろいな」

就職活動においては、非鉄金属と鉄の分野に業界を絞りました。理由はシンプル。金属に関わる仕事がしたかったからです。高専時代を通じて「金属をもっと知りたい」と思うようになりました。同じ金属であっても加熱温度や処理方法を変えると特性が変化したり、見た目は同じ色なのに重さや特性が違ったりする──。おもしろいな、と。そんな金属と仕事でも接していけたらいいな、と思っていました。

就職活動ではさまざまな企業の工場見学やインターンシップに参加。その中でもJX金属は他社と比べて気さくな人が多い印象を受けました。工場見学や懇親会では社員の皆さんがたくさん話しかけてくださり、リクルーターの方にはとても親身になって就職活動の相談に乗っていただきました。「温かい会社だな」と感じ、迷いなくJX金属に決めましたね。また、JX金属は非鉄業界の中でも製品の製造にとどまらず、限りある資源を有効活用するためのリサイクルも行っています。上流から下流まで幅広く事業展開していることから、他社に比べて社会貢献度が高いと考えました。

現在の仕事内容を教えてください。
分析によって現場をサポート。

茨城県日立事業所の技術開発センター分析グループ。ここではグループ会社も含めた社内の研究開発や製造に関わる分析にはじまり、分析方法の研究開発、排ガス・排水などの工場の環境調査まで、多岐にわたる分析業務を行っています。その中で私は表面分析・構造解析サブグループに所属し、前述の「グループ会社を含めた社内の研究開発や製造に関わる分析」を担当しています。具体的には固体試料の局所での化合物の識別や構造の調査を行っています。近年加速する技術革新により、電子製品は小型化・軽量化が進んでいます。そのため微小部に対する分析は非常に重要です。それらは専門的な装置や手法が必要になるため、研究開発や製造の現場で保有している分析装置では課題解決が困難な場合もあります。そういった現場では対応できない課題の分析を行い、少しでも役に立つ分析結果が出せるよう努力しながら、製品の改善や開発をサポートしています。

仕事のやりがいや難しさをどのような部分に感じますか。
未知なるものを、解明する。

やっぱり課題解決できたときは嬉しいです。以前、製造部門から分析依頼を受けたとき、その原因解明につながる情報を提供することができました。依頼者である製造部門の人も喜んでくれて「生産ラインに影響が出ずに済んだ」、「お客様に納得していただけた」と言ってもらえました。自分の仕事の重要さを改めて感じました。分析は「未知なるものを解明する仕事」だと思います。その期待が私をはじめ分析グループ全員に寄せられていることを思うと、「もっと頑張ろう」と奮起しますね。

しかし、何事も簡単に分析できるというわけではありません。分析の手法や条件の選択が困難な場面も多いです。そんなときはチームで相談し合っています。私のチームは常に数人体制で仕事に取り組んでいるため、難しい依頼がきたときや行き詰まってしまうときは、その都度ディスカッションの場を設けています。先輩の手厚いサポートのもと困ったときはすぐに相談できる環境なので、いつも前向きに取り組むことができています。

これからの目標を教えてください。
依頼者に寄り添い、ともに考える。

最先端の技術・知識を身に付け、誰からも信頼される分析員になりたいです。担当装置における最先端の技術・知識を身に付けるとともに、担当外の分析装置についても勉強を重ねて、どんな要望や課題にも応えられるようになりたいと考えています。また分析の仕事は依頼者からの要望に、ただそのまま応えていればいいわけではありません。大切なのは要望や課題を理解し、その本質を追究すること。依頼者が思ってもみなかった解決策を見つけられるときがあります。単に技術や知識を身に付けるだけではなく依頼者の声に寄り添い、解決への糸口をともに考える。そんな「傾聴」の意識も大切にして仕事に取り組んでいきたいと思っています。

Episode
安全第一です。

入社して驚いたことがあります。それはJX金属の「安全への意識」です。過去の災害を振り返る教育や、あらゆる作業に潜むリスクについても徹底的に皆で話し合います。さらには指差呼称の徹底はもちろん通勤中の危険予知訓練など、「安全」に対する講義が非常に多いです。学生時代はそこまで危険を意識していなかったため、「知らないうちに危ないことをしていたんだ」と痛感した記憶があります。私自身、年数を経るにつれて安全への意識が高まり、依頼分析のサンプルの安全性を確認するようになったり、自分や周りの人が不安全な行動をとっていないか目を配ったりするようになりました。あとこれは「JX金属あるある」だと思うのですが、社外で横断歩道を渡るときは、つい指差呼称をやってしまいます。「右ヨシ、左ヨシ」の、あれです。癖ですね(笑)。

理科に夢中だった
あの頃のように。

日立事業所では、毎年夏に地元の中学生を招待して工場見学と公開実験を開催しています。入社1年目の頃、私がこのイベントに初めて参加したときは事業所としても初めての試みでした。なので公開実験の準備もゼロからのスタート。「中学生に楽しんでもらえることは何だろう?」「どうやったら理系分野に少しでも興味を持ってもらえるだろう?」……。昔の自分を思い出しながら周囲の人と一緒に考えて準備を進めました。当日は走査電子顕微鏡で髪の毛や花粉などを拡大させて見ていただきながら、写真のクイズを出しました。想像以上にリアクションが良く、少しは理系のおもしろさを伝えられたかなと思っています。私自身も、理科に夢中だったあの頃に戻ったように楽しむことができました。後日、参加してくれた中学生の方々からいただいたアンケートに嬉しいお言葉が……。「とても面白かったです!」「普段見られないものが見られてよかったです!」。喜んでもらえて何よりでした!

※社員の所属部署は取材当時のものです
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